作品素材には、廃棄物を再生した素材のほか、天然の繊維素材などを使用しています。

ホソジュズモ
外来種の海藻で「細く数珠のように繋がった藻」という意味の和名を持つ。夏の時期に海水の温度が
上昇すると牡蠣などの養殖棚に大量発生することがあり、取り除いて廃棄しなければならない厄介物。
廃棄される海藻を原料として再生して使っている。

原麻(サイザル麻・マニラ麻)
熱帯地方に自生する麻。麻紙として日本画用の和紙の材料の一部に使用されることがある。
ロープを作る際に規格に合わずに廃棄されてしまう麻繊維の短い部分を原料として再生して使っている。

雑草など
季節を感じる愛しきもの。一般的な紙の原料ではないが、紙にすると大地の生命力を感じる。
踏まれても蹴られても生き残るたくましさが魅力。繊維質の物であれば何でも紙に漉ける。

そのほかの主な和紙素材をご紹介します。

楮 コウゾ
古代から和紙の原料とされていて、繊維が約9.7mmと長く、太くて、強靭なため紙ができる。
栽培が容易で毎年原料になる。 成木は3m程度になる。
(*福井県越前市・和紙の里紙の文化博物館より抜粋)

雁皮 ガンピ
最も良質の和紙の原料とされ、繊維が約3.2mmと短く、木目が細かいため、なめらかな光沢の
ある紙ができる。成長が遅く栽培が難しいため野生のものを採取する。 成木は約2m余りになる。
(*福井県越前市・和紙の里紙の文化博物館より抜粋)

三椏 ミツマタ
その名のとおり枝が三つに分かれ、繊維が約3.6mmと短く、木目が細かいため光沢のある紙ができる。
(但し、雁皮ほどの光沢はない。)3年毎に原料になり、成木は約2m余りになる。
(*福井県越前市・和紙の里紙の文化博物館より抜粋)

ケナフ
一年草で高さは2m以上になる。成長が早いため木材パルプに変わる原料として注目されている。
無計画な森林伐採を防ぐ意味でも環境に優しい素材。風合いが素朴で繊維も強い。



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